【謎に包まれた生物】リュウグウノツカイについて

リュウグウノツカイ 生き物

いまだ生態が謎に包まれている リュウグウノツカイ

今回はそのなぞに満ち溢れた生物 リュウグウノツカイについて お話していこうと思います。

リュウグウノツカイについて

リュウグウノツカイは アカマンボウ目リュウグウノツカイ科に属している 硬骨魚類の一種です。

見た目は太刀魚のような細長い体つきをしています。

皮膚は全身が銀白色をしていて魚類なのに 鱗は一切ないのだそうです。

そしてさらに、通常の魚にはあるはずの 浮袋もまた持っていないというところも特徴の一つになっています。

硬骨魚類が持つはずの浮袋を持っていないという事で研究は進められてきているのですが、

これが、リュウグウノツカイの特徴的な泳ぎ方の解明につながるのかもしれないと 研究者の間では噂されています。

そして、リュウグウノツカイの体の中でひときわ目立っているのが、上下にある赤いひれですよね。

背びれ、胸びれ、腹びれが深い紅色をしているのが特徴の一つですよね。

まさに鬣(たてがみ)のように見えるカッコよさ ありますよね。

このリュウグウノツカイの背びれは個体の大きさにもよって変化はするものの

なんと、数百本は生えているという事です。

まさに毛ですよね(笑)

そしてそのうちの前方の6から10本のみが髭のように細長く伸びているのだそうです。

一方、腹びれは どの個体にも左右1本ずつしか生えていなく、糸のように長く発達し先端が膨らんでいるという特徴を持ちます。

研究者の間では この先端部分には多数の科学受容器が存在しており、この特殊な器官で餌などを感知するといわれているのだそうです。

そして最大の特徴ともいわている 体長の大きさです。

全長は平均3メートル!!

いままで発見された個体だと最大なんと驚異の11メートル、体重272㎏という化け物個体も発見されているのだそうです

ちなみに11メートルというのは 鎌倉の大仏様とほぼ同じ大きさです(笑)

バカでかいですよね。

ちなみに軟骨魚類の中で最大の魚は、沖縄などで有名な ジンベイザメといわれていますが。

硬骨魚類の最大魚はなんと このリュウグウノツカイといわれているのです。

このリュウグウノツカイは 見た目に反して性格は非常におとなしく、

水深約200m~1000mの中層域の世界中の海に広く生息していて。プランクトンやオキアミを好んで食べています。

群れを作らずひっそりと生活しているため 人前に姿を現すことは滅多にないのです。

そのめずらしさから その姿を目撃したものには 幸運が訪れるといわれているほどです。

私は一度も目撃したことはないですが。

一度は生きて泳いでいる姿を生で見てみたいですね。

たまにニュースなどで沖に打ちあがってる姿や たまに泳いでいる姿を動画で 投稿されているのを見たことがあると思いますが。

そういった泳いでいる姿の記録した映像が極端に少なく 生態はもちろん泳ぎ方についても

ほとんど解明されていない 謎に包まれた 生物なのです。

最近の研究では 皆が想像するような、体を波立たせて泳ぐ筋肉のつくりになっていないそうで、

実際は全身をほとんど直立させた状態で静止して、

移動するときにだけ長い尾びれを波立たせるようにして泳ぐといわれています。

この静止しているときに直立してる状態が 人の顔のようだといわれ 一時 人魚説が唱えられたときもありました

ちなみに、なぜあんなに長い体を持っているかといのも謎に包まれています。

一説には、天敵の少ない環境で生活しているためといった説や、 体が長いことで背びれを長くすることができ、泳ぎやすくなるといった説が考えられているそうです。

しかし それは憶測にすぎず 解明されていない 謎なのです。

さらに驚きの特徴が このリュウグウノツカイにはあります。

リュウグウノツカイの臓器はなんと、体の前方に集まっていて、長い体の後方部分がなくなっても生きていけることができるらしいのです。

最近発見されたことで 驚きなのが、 このリュウグウノツカイ餌が少なく空腹になると

自ら自分の体を 切り落とし 体長を短くすることができるのだそうです。

また、敵に襲われた際も 自切をして

まさにトカゲのしっぽのように自らを切り離し 生きながらえることが可能なんです。

これなんとも驚きですよね。

これ一説には 消費エネルギーを減らすために自らを切って短くすることで 少ないエサで 飢えている環境でも 省エネして長く生きながらえるための手段なのではないかと考えられています。

そのために 内臓が前方のほうに集中している構造になっているのだとか、

ますますこの生き物が不思議だと感じてきますね。

このリュウグウノツカイ 水族館で生きた個体を展示したこともあったそうです。

しかし、現環境では リュウグウノツカイを飼育する環境が整えられず。

わずか数時間で 命を落としてしまったそうです。

しかし2019年には、沖縄でリュウグウノツカイの人工ふ化に初めて成功したという研究チームもあるそうで、

これからもっと 研究が進めば、近い将来 いつか水族館で見ることができる時代が来るかもしれませんね

リュウグウノツカイは見た目もインパクトがあり ロマンあふれるところもあるため

もし水族館に展示されるような時が来たら 是非見に来たいですよね。

いつかそんな日が来ることを 楽しみにしながら 気長に待ちましょう。

今年は辰年という事もありリュウグウノツカイ特集でした。

以上になります。

最後まで見ていただきありがとうございました。

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