皆さんは最も陸地から離れた場所「ポイント・ネモ」という海域ご存じでしたか?
ポイント・ネモは太平洋到達不能極とし、地球上で最も陸地から離れた太平洋の海域のことです。
その座標は南緯48度52分5秒、西経123度23分6秒です。
北にあるピトケアン諸島のデュシー島、北東にあるイースター島の属島モトゥ・ヌイ
南にある南極のメイハー島からそれぞれ約2690㎞離れた場所に存在します。
当然 海域周辺は完全な無人領域となっている場所であります。
そこから最も近いのは 島に住む人より 上空の宇宙ステーションにいる宇宙飛行士のほうが 最もその海域から近い人類となるでしょう。
そのくらい凄い孤立している海域なんです。
そんなポイント・ネモは
人どころか魚すらほとんど生息していないといわれている「死の海」とも呼ばれています。
理由として、ポイント・ネモは 周囲約2700㎞に人どころか陸地が存在しない海域で風に乗って運ばれてくる有機物が少ないことや
南太平洋還流に囲まれ高い域であるために豊富な栄養分が海域内に入り込むことができないことが原因で
魚が生息する場所に適していないためです。
そこには少ないながらも特殊な環境下でも生息している生物はいるそうなのですが、
付近に拠点を作ることが極めて困難なため調査自体もほとんど進んでいないので
どんな生物が存在しているかわからないのです。
ひょっとしたら 未知の生物や、恐竜の生き残りなんかも存在して何ら不思議ではないのかもしれません。
しかしそんな未開の地 ポイント・ネモは人類が周りに存在しないがために
あるものの墓場とされているんです。
それは人工衛星の墓場とされているんです。
ポイント・ネモは前述で説明した通り人類の居住地から最も離れた海域とされていることから
人類にとっても生物環境としても最も影響を受けにくい被害が限りなく最も少ない地としてもされていることから
地球の最も大きなごみ捨て場とされてしまっているんです。
2022年時点でも 少なくとも約300個以上の宇宙から廃棄された陣呼応衛星が
そこに捨てられているそうです。
もし仮に あなたがこの海域に興味を持ちそこの場所に行くことができたら
その海には謎に満ちた生物や 数えきれないほどの数の大きな人工物を見ることができるでしょう。
そんなポイント・ネモ
チリのとある港から ヨットで行くことができるそうなんです。
実際に行ったことのある中で最も最速とされているのが 15日10時間37分だそうです。
これはもちろんそこに到達するまでの片道であり
帰ってくるとなると倍の時間がかかるので
1か月もの間 365度見渡す限り大海原を過ごさなくてはなりません。
もし興味がある方は 実際の目で確かめてみてはいかがでしょうか。
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